8.シーズンはじめのトレーニング

同じ気温でもシーズン初めは寒く感じます。また子供の場合は成長に伴ってマテリアル(特にブーツ)がシーズンあたまに変わることも多いと思います。
 この時期は(年に数回程度しか滑らない子はいつもこんな感じなんでしょうか?)大人も同じですが、滑走感覚を忘れているためポジションが怪しくなっています。

とりあえずポジション作りをしておきましょう。最初は静止状態でのポジション/上半身の位置などの確認をしてから滑らせます。フラットで長い・空いている緩ー中斜面がベストですが、普通シーズン頭にこれは無理ですね。カナダにでも行けば別ですが・・・(2003シーズンは幸運なことにこれが可能でした/inみつまたかぐら)ポジションを確認してあげながら(所詮ガキですから自分ではわからないですよ)長い距離を滑らせるのが最も効果的だと思います。
それができない場合はゆっくりでいいですからきっちりと滑らせることが必要だと思います。

 練習する上でポイントになるのは、滑り方も忘れていますが、シーズン中の悪い癖も忘れていることです。気になる癖(上半身の構えや、板や体の動かし方など)を直すにはいい機会です。逆にこの時期に変な動きを植え付けてしまうと、シーズン通してしみ込んでしまいますから要注意です。

その意味でも恐怖心を与えるような斜面(急だったり荒れていたり)は最初はさけた方がいいかも知れません。スキーに素直に乗っていけば(自分で回さなくても)気持ちよく滑れる状況で滑らせてあげましょう。特にシュテムする癖を抜きたい場合は気を使ってあげた方がいいと思います。 

うちの場合夏に滑っているので、(シーズン最初のコンディションが良かったってのもありますが)1日半くらいでスピード以外は大体元に戻ったような気がします。夏に滑っていない場合は元に戻るのにもう少しかかると思います。いずれにしろあわててスピードトレーニングや、応用動作(特に回す動作)をやらない方がいいと思います。
 
いずれにしろシーズンはこれから長いですし、いつまでに仕上げなきゃいけないとかのノルマもありません。のんびり構えてやろうと思っています。
Mitumata

                                    2002.12追加
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